『遅読家のための読書術』を読んだ感想
著者は印南敦史(いんなみ あつし)氏、(ダイアモンド社)
書評家として「ライフハッカー(日本版)」等複数の情報サイトに、月60本近くのブックレビユー記事を書いておられる方です。
私のライティング作業がうまくできるようになるには、インプットがないとアウトプットができないから、なるべく本を読みたいと思っているんです。
でも、意志が弱く、なかなか集中できなくて眠くなったり、飽きてしまいまう遅読が悩みの種。
改善方法はないものかと
『遅読家のための読書術』を読んでみることにしました。
結果、いい本を巡り会えたと思ったんです。
早く本を読むためのテクニックは
すごく参考になりました。
このとおり実践すれば本当に
早く急所をつかんで読めるはず。
よし、やったみようと、
挑戦したくなる癖がむくむく湧いてきたんです。
それよりなにより、
この本から私の悩みのひとつ
webライティングについても、メモしておかなきゃというほど、参考になることが書かれていました。
この本のタイトルからは想像もできなかったわけですが、
興味があると結構、一気読みができるものですね。
速読法ではなく一字一句大事に読みましたよ。
P78から引用すると
紙媒体に掲載される書評の場合、そこに評者の主観や主張が入りこむのが前提。
一方、webメディアの場合、そのあり方自体が違っている。結論をいえば、(~中略)評者の主観ではなく「情報・ニュース」です。つまり「その記事(書評)を読んでどれだけ得をしたか」と言うことがもっとも重要な価値基準なのです。
また、web記事の多くは通勤時にスマホで読むとか、オフィスで仕事を始める前にパソコンで読むとか、短時間で消費されるもの。そこで「お得感」を感じてもらうためには、その書籍の内容を一言で表すような「引用」がもっとも効果的だろうと考えました。
webで書評を書いておられる方だから、
書評も当然web仕様は当たり前でしょうけど、
一冊の本から私の悩んでいる2つにヒントが
もらえるなんて、一石二鳥とはこういうことなんですね。
最後に本を汚さない読み方も胸にしみました。
今まではアンダーラインを引いたり、書き込みしてましたけど、
先生のおっしゃるととおり、本が可哀想、気を付けます。
スマホ読者の目線を意識した書評、
こちらも参考になります。
★Life Hacker(日本版)
http://www.lifehacker.jp/author/innami/
★News Week 日本版
http://www.newsweekjapan.jp/writer/innami/
★Suzie
★WANI BOOKOUT「神は一文に宿る」
http://www.wanibookout.com/category/culture/kamihaichbun/